「あぐらをかいたときに膝が痛い」――
そんな悩みがあると、楽しみながら座れないだけでなく、日常生活でも不便を感じてしまいますよね。
あぐらは日本人に馴染みのある座り方ですが、膝に負担がかかりやすい姿勢でもあります。痛みにはいくつかの原因が考えられるため、まずはなぜ痛みが出るのかを知ることが重要です。
■ なぜあぐらで膝が痛くなるの?
あぐら(足を組んで座る姿勢)は、膝を深く曲げて股関節を大きく開く必要があり、膝関節に高い負担がかかります。深く曲げた状態では関節や靭帯、腱への圧力が増えやすく、痛みの原因になります。
■ 考えられる主な原因
🔹 ① 膝周りの筋力不足
膝を支える筋力、特に太ももの前側や裏側の筋肉が十分でないと、膝関節が不安定になりやすくなります。
この筋力不足によって、膝の内側や外側に過度な負担がかかり、痛みを感じることがあります。
🔹 ② 関節の炎症・腱や靭帯への負担
膝を深く曲げると、靭帯や腱が引き伸ばされて摩擦が生じやすくなります。これが繰り返されると、次のような状態になることがあります:
- 鵞足炎(がそくえん):膝内側にある複数の腱がこすれて炎症を起こす状態
- 腸脛靭帯炎:膝の外側で靭帯が摩擦されて炎症が起きる状態
これらは運動時にも痛みの原因になり、あぐらで膝が曲がるときに痛みが出やすいです。
🔹 ③ 膝関節そのものの問題
あぐらで痛む症状が慢性的に続く場合、膝にもともと関節の変形や炎症がある可能性もあります。
変形性膝関節症など、関節内の軟骨のすり減りがあると、あぐらや正座など膝を深く曲げる姿勢が痛みとして出やすくなります。
■ どこが痛むかで原因のヒントになる
- 膝の内側が痛い → 鵞足炎(膝内側の腱の炎症)など
- 膝の外側が痛い → 腸脛靭帯炎など
- 関節の奥が痛い/腫れる → 関節内の炎症や関節症の可能性
痛みの場所によって、原因が異なることがあります。
■ あぐらで膝を痛めたときの対処法
✔ ① 姿勢を工夫する
あぐらだけでなく、深く曲げすぎない座り方に変えることも対策です。
座布団やクッションを使ってお尻を少し高くすることで、膝への圧力を軽くできます。
✔ ② 筋力を強化する
太ももの前側(大腿四頭筋)や裏側(ハムストリングス)の筋肉を強くすることで、膝関節を安定させやすくなります。
ウォーキングやスクワットなどの軽い運動が役立ちます。
✔ ③ ストレッチで柔軟性を高める
膝周りの筋肉や股関節まわりの柔軟性をアップすると、関節への負担が減ることがあります。
ストレッチは無理せず、痛みが出ない範囲で行いましょう。
✔ ④ 一時的に姿勢を避ける
痛みが強い場合は、無理にあぐらを続けないことが大切です。
椅子に座るなど膝への負担を避ける姿勢を取りましょう。
■ こんなときは専門家に相談を
- 痛みが強い
- 歩くときにも膝が痛む
- 腫れや熱感がある
- 日常生活に支障が出る
こうした症状がある場合は、整形外科や整骨院などの専門家に相談するのがおすすめです。
整骨院では、膝周りの筋肉や関節の動きを評価し、痛みの原因に合わせたケアを提案できます。



























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